クラブチームは学童野球とは大きく異なる

学童野球の活動は所謂地域密着型で、選手も同じ小学校の友達やその保護者が指導を行っているケースが殆どです。
部員数もそれなりで野球があまり上手ではない子でもある程度は試合に出場できる事が多いかと思います。
一方でクラブチームは、遠方から入団する選手も多く、市外の方々を含めて、部員数はそれなりに多くなり、交流範囲も一気に広がります。
公式戦や練習試合などで市外や県外に行く遠征も多くなり、部員数が多いチームでは試合に出れない選手もいます。
指導者も現役選手の親が指導するケースは稀で、高校や大学、社会人など本格的に野球を経験されてきた方を中心に自チームから高校野球強豪校に送り出す事もあり、挨拶や礼節など人格的な教育も含めて指導は厳しくなる傾向があります。

保護者の意識とサポート

クラブチームは高校野球やその上のレベルまで野球を目指す選手や保護者が集まるので、野球に対する意識が高い方が多いです。
試合時のアナウンス、遠征時のバス配車など、学童野球では無かった保護者のサポートも数多くありますので、チームに協力するそれなりの覚悟は保護者も必要です。

費用について

硬式野球のバットやグローブは軟式野球に比べて高くなります。バットは2万円～3万円、グローブは3万円～5万円程度です。
また入団時は入団金があり、毎月支払う会費やユニフォーム一式、Tシャツやグランドコート、チームバッグなど揃える必要があります。
その他、遠征時の交通費や合宿の費用など、年間を通じて様々な費用が発生します。

人気チームへの偏りとチーム選び

強豪クラブチームは人気があり、部員数が100名を超えるチームもあります。
高校野球関係者へのパイプも強く、強豪クラブチームに所属していると高校への進路にも影響する傾向が強くなります。
但し、選手の身の丈にあったチーム選びをしないと、3年間ほとんどベンチやスタンド観戦になってしまうケースもあり、野球自体がつまらなくなって途中で退団してしまう選手もいます。
だからこそチーム選びは非常に重要な事なのです。