
取材日記~SASUKE名古屋ヤング(愛知県)
ゴールデンウィーク直前の2025年4月下旬に取材。
SASUKE名古屋ヤングは愛知県名古屋市に本拠地を置き、ヤングリーグの全国大会でも優勝経験のある東海地区の強豪クラブチーム。2007年創部と比較的新しいチームでありながら、全国レベルの強豪チームに育て上げた秘訣を知りたく取材させていただきました。
「強豪チームなのに選手がノビノビと楽しく野球をしている」
チームの指揮を執る丹羽総監督は愛知県高校野球の名門である中京高校(現中京大中京高校)のご出身。
強豪チームなので厳しい指導をされているかと思いきや、現地に行くと選手が笑顔で楽しそうに野球をしている。
指導も罵声や怒声とは無縁で選手を見守るようにしながら、間違ったプレーをした時だけピンポイントで指導している姿がありました。
かつては厳しい指導をしていた時期もあったようですが、時代に合わせて指導する側も変化しており、取材時にはグランド内で選手同士が注意し合ったり褒め合ったりと選手たちの自主性を感じる部分が多々ありました。
「結果が出れば理論は関係ない」
今や野球の技術は日進月歩でネットやSNSでも縦振りやショートアームなど様々な打ち方や投げ方が紹介されている。
選手も様々な情報を得る中で、チームでそれを実践する選手がいた場合、丹羽総監督ならどう判断するのか聞いてみた。
「それが本人に合っていて、結果が出るならどんな理論や技術を取り入れても構わない」
指導者の中には自分の経験に基づいて指導し、その経験以外の事は「取り入れるな」という指導者もいるが、このチームは総監督ご自身が柔軟性を持っており、選手のチャレンジする機会を奪わない事、またそれが選手自らのモチベーションアップに繋がって、自ら考える力を養い、野球や野球以外の事への自主性を育む機会を生んでいると感じました。
「本気で将来甲子園を目指す選手をサポート」
丹羽総監督をはじめ、SASUKE名古屋ヤングの指導者は甲子園常連校出身の方も多く、かつて高校野球の監督経験のある指導者も在籍している。その為、強豪校に進学する事を想定した練習内容や指導を心がけており、練習試合や地方大会では全選手を試合に出場させるなど、試合勘や経験値を積ませる為に多くの機会を選手に提供している。
近年では東海地区だけでなく、智辯学園和歌山高等学校など関西の強豪校にも進学実績があり、且つOBが甲子園で活躍する姿も多々見受ける。
本気で将来甲子園を目指している選手には、SASUKE名古屋ヤング おすすめです!
この記事へのコメントはありません。